韓国旅行で釜山↔ソウル間を高速列車で移動する際、「KTXはソウル駅発・SRTは江南の水西駅発」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。実は2026年2月25日から、SRTの一部列車がソウル駅↔釜山駅でも運行されています。本数や料金、KTXとの違いを整理しました。
SRTのソウル駅↔釜山駅便とは

ソウル発・釜山発のダイヤと料金
ソウル駅↔釜山駅で運行されているSRTは現状、本数が限られます。基本は1日1便で、土日に追加便が設定される場合があります。以下は2026年6月7日(日)の予約画面で確認した便と、同時間帯のKTXとの比較です(一般室・大人料金)。
ソウル → 釜山「例:6月7日(日)」
| 列車 | 発車時刻 | 到着時刻 | 所要時間 | 料金(大人) |
|---|---|---|---|---|
| KTX 085 | 14:15 | 16:44 | 02:29 | 59,800ウォン |
| SRT 37 | 14:19 | 16:50 | 02:31 | 54,000ウォン |
| SRT 139(土日など増便の場合あり) | 14:28 | 17:12 | 02:44 | 53,700ウォン |
釜山 → ソウル「例:6月7日(日)」
| 列車 | 発車時刻 | 到着時刻 | 所要時間 | 料金(大人) |
|---|---|---|---|---|
| KTX 172 | 10:17 | 13:39 | 03:22 | 48,800ウォン |
| KTX 085 | 10:28 | 13:04 | 02:26 | 59,400ウォン |
| SRT 162 | 09:59 | 13:11 | 03:12 | 48,600ウォン |
| SRT 28(土日など増便の場合あり) | 11:00 | 13:47 | 02:47 | 53,700ウォン |
同じ所要時間帯どうしで比較すると、SRTのほうがKTXより5,000〜6,000ウォンほど安い設定です。一方で、所要時間が3時間を超える便(停車駅が多い列車)は、KTX 172やSRT 162のように48,000ウォン台まで運賃が下がります。
「SRTだから安い」というよりも、所要時間の長さに応じてKTX・SRTどちらも料金が抑えられる仕組みです。料金は曜日や予約時期によって変動するため、予約時に最新料金をご確認ください。
「土日など増便の場合あり」と表記した便は、平日には設定されない便があります。日付ごとの運行有無は予約サイトで都度確認するのが確実です。
KTXとの基本的な違い
| 項目 | KTX | SRT(ソウル駅便) |
|---|---|---|
| 運営会社 | KORAIL | SR |
| 本数(ソウル駅↔釜山駅) | 下り約45本/上り約47本 | 双方向で1日1〜2便(曜日による) |
| 所要時間 | 最短約2時間17分(停車駅多めの便は3時間超) | 約2時間30分前後(停車駅多めの便は3時間超) |
| 料金(一般室・大人) | 約48,800〜59,800ウォン | 約48,600〜54,000ウォン |
| KORAIL PASS | 利用可 | 利用不可 |
使い分けの目安
- 明洞・南大門・東大門エリア宿泊:ソウル駅発が便利。本数が多いKTXが基本、午前または午後の時間帯がSRT便と合えば選択肢に入る
- 江南・蚕室・三成エリア宿泊:水西駅発のSRTがアクセスしやすい(地下鉄3号線・水仁盆唐線が乗り入れ、GTX-Aも乗入済み)
- 本数の多さ・時間の自由度を重視:KTX(ソウル↔釜山で下り約45本/上り約47本)
- 運賃をできるだけ抑えたい:時間に余裕があれば、停車駅が多く所要3時間を超える便(KTX・SRTいずれも)が安い設定
- KORAIL PASS(コレールパス)を利用予定:KTX(SRTはパス対象外)
予約方法
KTXとSRTは予約システムが分かれています。空席状況も別管理のため、片方が満席でも、もう片方に空きがあるケースがあります。
KTXの予約サイト
- KORAIL外国人向け公式サイト(日本語):海外発行クレジットカードで決済可
- KORAIL TALK アプリ:QRチケットを画面表示して乗車可(Android/iPhone)
- コネスト KTX乗車券予約:日本語完全対応の代理予約
- Klook KTXチケット(ソウル↔釜山):日本語、割引になる場合あり
- Trip.com 韓国鉄道予約:KORAIL公式の海外リセラー、日本語対応・KTX割引クーポン配布
SRTの予約サイト
- SRT公式サイト(日本語):直接予約可能
- SRT 公式アプリ:会員登録・チケット予約・QRチケット表示に対応(Android/iPhone)
KTX・SRTどちらも公式サイトが日本語表示に対応しているため、現地語ができなくても直接予約が可能です。日本語ナビゲーションの慣れ親しんだ画面で進めたい場合は、KTXに限ってコネスト・Klook・Trip.comといった代理予約サイトも選択肢になります
SRTは現状、代理予約サイトでの予約に対応していないため、公式サイトまたは公式アプリからの予約となります。
公式サイトのキャンセル規程(平日/週末・祝日で異なる)
KORAIL公式(KTX)とSRT公式は、2025年の改定でほぼ同一の違約金体系になりました。平日(月〜木)と週末・祝日(金〜日)で料率が大きく異なり、週末は前倒しで違約金が発生します。
| 区分 | キャンセル時期 | 違約金(KORAIL/SRT共通) |
|---|---|---|
| 平日 (月〜木) | 1ヶ月〜3時間前 | 無料 |
| 3時間前〜出発時刻 | 5% | |
| 出発後20分まで | 15%(駅窓口) | |
| 20〜60分 | 40%(駅窓口) | |
| 60分〜到着 | 70%(駅窓口) | |
| 週末・祝日 (金〜日) | 1ヶ月〜2日前 | 400ウォン(最低違約金) |
| 1日前 | 5% | |
| 当日〜3時間前 | 10% | |
| 3時間前〜出発時刻 | 20% | |
| 出発後20分まで | 30%(駅窓口) | |
| 20〜60分 | 40%(駅窓口) | |
| 60分〜到着 | 70%(駅窓口) |
※ 予約変更は両公式とも基本可能。KORAIL(KTX)とSRTの料率は同一で、平日は出発3時間前まで無料・週末は2日前から最低違約金(400ウォン)が発生します。出発後の払い戻しは駅窓口のみ受付(KORAIL/SRTとも到着前まで段階的に返金可、到着後は不可)。
代理予約サイトのキャンセル規程
| 項目 | コネスト | Klook | Trip.com |
|---|---|---|---|
| 予約変更 | 不可(再予約) | 不可(再予約) | 不可(再予約) |
| 2日前までキャンセル | 運賃の10% | 400₩ | 料率明示なし |
| 前日キャンセル | 20% | 5% | 料率明示なし |
| 当日キャンセル(発車前) | 100% | 20% ※3時間前締切 | 料率明示なし |
| 発車後キャンセル | 不可(100%) | 不可 | 不可 |
コネスト:公式運賃に独自の手数料体系を上乗せした設計で、キャンセル料率も独自に高めに設定されています。
Klook:KORAIL公式(週末・祝日基準)にほぼ準拠した料率ですが、キャンセル受付は出発3時間前までとなっている点に注意が必要です。
Trip.com:公式ガイドに「キャンセル時点により手数料が異なる」とのみ記載されており、具体的な料率は予約画面で都度確認が必要です。
日程変更の可能性がある場合や、運賃を最優先する場合は公式サイト/公式アプリでの予約が無難です。逆に、日本語の入力フォームで安心して予約したい・割引クーポンを活用したい場合は代理予約サイトが向いています。
乗車当日の流れ
- 出発30分前を目安に駅到着
- 電光掲示板で列車番号・ホーム確認
- 指定された号車・座席へ乗車
- 車内では乗務員による検札が行われる場合があるため、QRチケットや紙チケットを準備しておく
- 到着後は出口表示に従って移動
注意点
- ソウル駅発着のSRTは、ソウル発・釜山発のいずれも1日1〜2便と本数が限られます。希望する時間帯に便があるかは予約サイトで都度確認が必要です
- 運行開始から日が浅く、ダイヤの変更や増便・減便の可能性があります。最新運行情報は各公式サイトで確認するのが確実です
- ソウル駅・釜山駅でSRTが見つからない時間帯は、KTXまたは水西駅発着のSRTに切り替える前提で計画を立てると良いでしょう。

