梅雨が明ければ、釜山は本格的なかき氷(ピンス)の季節。広安里(クァンアンリ)の海辺から少し東へ入った民楽洞(ミルラクドン)に、2026年6月上旬にオープンしたばかりの小さなカフェ「オンソルジェ(온설재)」があります。海辺の喧騒から一歩入った、中庭に水の音が流れる静かな隠れ家。夏のいちばんの目当ては、真鍮(しんちゅう)の器に盛られた生マンゴーのかき氷です。
オンソルジェ(온설재)ってどんなカフェ?
店名のオンソルジェは「温(オン)・雪(ソル)・家(ジェ)」の三文字からなり、“あたたかい雪の家”という意味。コンセプトは「Pause. Breathe.(立ち止まって、ひと息つく)」です。月のように丸くくり抜かれた窓と、すらりと伸びる竹が映える白壁の一軒家で、奥には店主が丹精した小さな中庭があり、静かに水の音が流れます。伝統的な韓国の器づかいと、現代的でミニマルな空間が溶け合う、思わず写真を撮りたくなる落ち着いた雰囲気です。
夏の主役は、真鍮の器の「生マンゴーかき氷」
夏のシグネチャーは、生マンゴーのかき氷。完熟マンゴーを惜しみなく丸ごと使い、粒あん・アイスクリーム入りのお餅・きな粉が添えられます。真鍮の器と木のお盆で供される盛り付けは、まさに伝統と現代の調和。ふんわり削った氷をマンゴーが覆い尽くす一皿は、写真でも実物でも目を奪われます。すいかのかき氷など、ほかにも季節の冷たいメニューがそろいます。
もうひとつ目を引くのが、串にささった彩り豊かなお団子。みたらし風・小豆クリーム・抹茶・黒ごま・チーズ&金箔と、ひと串ごとに表情が違い、テーブルに並べるだけで絵になります。コーヒーやお茶などのドリンクも一通りそろい、コーヒーに合う焼き菓子のビスコッティも近くメニューに加わる予定とのこと。お店も焼き菓子も、店主がひとつずつ手をかけて育てている、できたてのカフェです。
行き方とお店情報
オンソルジェがあるのは、広安里海水浴場の東側、民楽洞エリア。地下鉄の駅からは歩くと30分ほどかかるため、広安里のビーチから海沿いを東へ20分ほど散歩がてら歩くか、バスでのアクセスがおすすめです。海で遊んだ帰りに、ひと息つく場所として立ち寄るのにぴったりの立地です。
※オンソルジェは2026年6月にオープンしたばかりの新しいお店です。営業時間・定休日・メニュー・価格は今後変わる可能性があるため、おでかけ前に公式インスタグラム(@cafe.onsuljae)で最新情報をご確認ください。

