韓国旅行の通信手段は、いろいろ比べ始めるとキリがありません。そこで先に結論だけ書いておきます。eSIMを買うなら「NOL World」の韓国eSIMが安いです。3日間の5Gデータ無制限が945円(2026年9月時点)。ただし、楽天モバイルを使っている方はそもそも買う必要がありません。そのまま韓国に持っていけば追加料金なしで使えます。
この記事では、eSIMの選び方と設定手順、そして買う前に知っておきたい落とし穴までをまとめます。ソウル(仁川・金浦着)でも釜山(金海着)でも選び方は同じなので、行き先を問わず読んでいただけます。
結論:韓国旅行の通信は、この2択でいい
- ドコモ・au・ソフトバンク・格安SIMなどをお使いなら
→ NOL WorldのeSIMを1つ買う。3日間の5G無制限が945円です - 楽天モバイルをお使いなら
→ 何も買わなくていい。毎月2GBまで追加料金なしで使えます
韓国でスマホを使う4つの方法
前提として、韓国でスマホをネットにつなぐ方法は4つあります。結論の選択肢がどこに当たるのかを、先に整理しておきます。
| 項目 | eSIM | 海外ローミング | 物理SIM | レンタルWiFi |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | 安い | 契約先 次第 | 安い | やや 高い |
| 受け取り | 不要 | 不要 | 店舗 郵送 | 店舗 郵送 |
| 持ち運び | なし | なし | 軽い | 重い |
| 紛失・ 破損 | なし | なし | あり | あり |
| この記事の おすすめ | NOL World | 楽天 モバイル | なし | なし |
海外ローミングだけ「契約先次第」としているのは、契約しているキャリアによって条件がまったく違うからです。楽天モバイルは毎月2GBまで追加料金がかかりませんが、他社は海外向けの定額プランに申し込んで、使った日ごとに料金を払う形が一般的です。金額はキャリアとプランで変わるので、楽天モバイル以外の方は出発前にご自分の契約先で一度確認しておいてください。
物理SIMは、スマホがeSIMに対応していない場合の選択肢です。レンタルWi-Fiは、複数人でシェアしたりPCをつないだりするなら今も有力ですが、受け取り・返却と充電の手間、それに紛失したときの弁償リスクがあります。
この記事で扱うのは、eSIMと海外ローミングの2つです。まずは多くの方に当てはまるeSIMから説明します。
eSIMは「NOL World」が安い
韓国向けのeSIMは何十社もありますが、価格で選ぶなら「NOL World」の韓国eSIMが頭ひとつ抜けています。K-POPのチケット販売でおなじみの韓国大手予約サイトで、旅行商品のひとつとしてeSIMも扱っています。
★NOL WorldのeSIMを選ぶ理由★
・3日間の5Gデータ無制限が945円——同じ「無制限」で数千円する会社が多いなか、頭ひとつ安い
・使う回線を「KT・SKT公式」と明記している——どこにつながるか分からないeSIMが多いなか、回線名がはっきりしている
・金海・仁川など主要空港にカウンターがある——現地でつながらなくても駆け込める
・支払いは日本円、サイトも日本語のまま完結する
・運営は韓国大手のノルユニバース(旧インターパークグローバル)
eSIMで読者がいちばん不安に思うのは「本当につながるのか」です。回線名を公表しているかどうかは、その不安に事実で答えられるかの差になります。
「KT・SKT」って何?(韓国が初めての方へ)
KT(ケーティー)とSKテレコムは、LG U+と並ぶ韓国の大手3キャリアです。日本でいえばドコモ・au・ソフトバンクにあたる立ち位置で、韓国全土に自社の回線網を持っています。
つまりNOLのeSIMは、韓国の人が普段使っているのと同じ回線につながるということです。旅行者向けに用意された特別な回線でも、どこか分からない回線を間借りするものでもありません。地下鉄でも繁華街でも、現地の人と同じようにつながると考えて大丈夫です。
ちなみに、このあと出てくる楽天モバイルの海外ローミングも、つながる先はこの3社のいずれかです。韓国はどのキャリアを使っても通信環境が整っている国なので、そこは心配しなくて構いません。
料金は「無制限」と「1日◯GB」の2系統
プランは、日数で選ぶ無制限と、1日あたりの容量で選ぶデータプランの2系統です。2026年9月時点の価格はこちら。
| プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 |
|---|---|---|---|
| 5G無制限 | 945円 | 1,597円 | 2,165円 |
| 2GB/日 | 489円 | 766円 | 1,043円 |
| 1GB/日 | 344円 | 568円 | 792円 |
| 500MB/日 | 159円 | 278円 | 396円 |
迷ったら無制限プランが正解です。3日間で945円なら、容量を気にしながら安いプランを選ぶ意味がほとんどありません。旅先で残量を計算する時間のほうがもったいないです。
4日間の無制限(1,307円)もあるので、2泊3日でも3泊4日でも旅程にぴったり合わせられます。なお上の価格は割引適用後のもので、割引率や価格は時期によって変わります。
QRコードは「購入の翌営業日」に届く
ひとつだけ、買うタイミングに関わる注意点があります。NOLのeSIMはQRコードが購入の翌営業日に発送される仕組みです(韓国時間の基準)。購入した瞬間に届くタイプではありません。
とはいえ、eSIMはどのみち出発前に自宅のWi-Fiで設定しておくものなので、旅程が決まった時点で買っておけば何の問題もありません。逆に「明日出発」というタイミングでは間に合わない可能性があるので、そこだけ気をつけてください。
困ったときは金海空港のカウンターへ
地味ですが、ここがいちばん効きます。eSIMは「現地に着いてからつながらない」が最悪のシナリオです。NOLのeSIMを提供しているWiFiトシラクは、金海空港をはじめ韓国の主要空港にローミングセンターを構えています。困ったら到着ロビーで直接聞けます。
| 空港 | カウンターの場所と営業時間 |
|---|---|
| 金海 (釜山) | 1階 3番出口の横・1番ゲート 06:00〜22:00 |
| 仁川 第1ターミナル | 05:00〜22:00 |
| 仁川 第2ターミナル | 06:00〜22:00 |
| 金浦(ソウル) 大邱・清州 | 各空港にカウンターあり |
営業時間は航空便のスケジュールに合わせて変わることがあるので、深夜着の場合は翌朝の対応になる可能性があります。実際のレビューにも「自分で設定してうまくつながらず、空港で手伝ってもらった」という声がありました。オンラインで完結するeSIMにとって、困ったら人に聞ける場所が到着ロビーにあるのは心強い材料です。
楽天モバイルなら、そもそもeSIMを買わなくていい
ここからは楽天モバイルユーザー向けの話です。楽天モバイル(Rakuten最強プラン)は、海外でも毎月2GBまで、プラン料金の支払いだけで高速データ通信が使えます。申し込みも、オプション加入も必要ありません。韓国もその対象地域です。
料金と速度:2GBまで0円、超えても止まらない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 高速データ | 毎月2GBまで、プラン料金の支払いのみ |
| 2GBを超えたら | 通信は止まらず、最大128kbpsに低速化 |
| 高速のまま使いたい場合 | 500円/1GBでデータチャージ |
| 対象プラン | Rakuten最強プラン/同(データタイプ) |
ポイントは2GBを超えても通信が切れないことです。低速にはなりますが、地図の再表示やメッセージのやり取りくらいは続けられます。「上限に達した瞬間に何もできなくなる」タイプの止まり方ではありません。
韓国ではKT・SKT・LG U+の3社につながる
楽天モバイルの公式案内で韓国を照会すると、接続先としてKT・SKT・LG U+の3社が表示されます。韓国の大手3キャリアがそのまま対象です。4Gと5Gは3社すべて、3GはKTとSKTが対象になっています。
なお、実際にどの回線につながるかは端末によって変わります。公式にも「事業者名はご利用のデバイスによって表示が異なります」と注記があります。
管理人はこう使っています
管理人自身も楽天モバイルユーザーで、韓国でもそのまま使っています。接続先はKTと表示されることが多く、電波の入りで困った経験はありません。データ量も、地図・翻訳・メッセージが中心の使い方なら、1週間の滞在でも2GBで足りています。
そのため管理人は、韓国旅行のために別途eSIMを買うことはしていません。逆にいえば、旅先で動画をよく見る方やテザリングでPCをつなぐ方は2GBでは足りない可能性が高いので、NOLの無制限eSIMを併用したほうが確実です。
出発前にやっておくことは2つだけ
これから通信費そのものを見直したい方や、海外に行く機会が続く方は、乗り換えを検討する価値があります。国内の料金はデータ使用量に応じた3段階(0〜3GB/3〜20GB/20GB以上)で、海外ローミングはそのプラン料金に含まれる形です。
買う前に知っておきたい3つの落とし穴
どれを選ぶにしても、先に知っておいたほうがいい注意点が3つあります。
① eSIMの「無制限」は、無制限に高速とは限らない
eSIMの無制限プランは、1日あたりの高速通信量に上限が設けられていることがあります。よくあるのは「1日◯GBまでは高速、それを超えると数Mbpsに低速化」という設計です。使えなくなるわけではありませんが、「無制限=ずっと最高速」とは限らないことは知っておいてください。
もっとも、5Mbpsあれば地図もSNSも動画も普通に見られる速度です。実用上、旅行で困る場面はほとんどありません。
② 容量を決め打ちするプランは、足りなくなると詰む
「1GB/日」のように容量を決めて買うタイプは、使い切っても追加チャージができず、もう一度買い直しになることがあります。数百円の差をケチって選んだ結果、二重に払うことになるのがいちばんもったいないパターンです。
初めての韓国旅行で自分の消費量が読めないうちは、無制限プランを選んでおくほうが結果的に安く済みます。NOLなら3日間の無制限が945円なので、容量プランとの差額は数百円です。
③ 楽天モバイルの海外2GBは「完全に別枠」ではない
ここは誤解されやすい点です。海外で使った分は、Rakuten最強プランのデータ量として換算されます(公式に明記されています)。つまり国内の使用量と合算されるということです。
楽天モバイルの国内料金はデータ使用量による3段階制なので、普段0〜3GBの段階に収まっている方が韓国で2GB使うと、その月だけ次の段階に上がる可能性があります。「海外分は完全に無料」ではなく「海外で使っても追加のローミング料金は取られない」と理解しておくのが正確です。
とはいえ、上がっても月額で1,000円ほどの差です。eSIMを別に買う金額と大きくは変わらないので、それでも「何も買わずに行ける」手軽さは十分に価値があります。
韓国旅行で必要なデータ量の目安
結論からいうと、思っているより少なくて大丈夫です。旅行中の消費の中心は地図・翻訳・メッセージで、これらはほとんどデータを食いません。
| 使い方 | 目安 |
|---|---|
| NAVERマップ・翻訳・LINEが中心(2泊3日) | 1GB前後でも足りることが多い |
| +SNSに写真付き投稿もたくさん(2泊3日) | 2GBあれば十分 |
| 地図・翻訳・メッセージ中心で1週間滞在 | 2GBで足りるというのが管理人の実感 |
| +リール・YouTubeなど動画もよく見る | 3GB以上、または無制限が安心 |
| テザリングでPC・タブレットもつなぐ | 無制限 |
「カフェの無料Wi-Fiでしのぐ」方法もありますが、移動中に地図が使えないのは韓国では結構つらいので、自前の回線を持っておくのがおすすめです。ソウルでも釜山でも事情は同じです。
自分のスマホがeSIM対応か確認する方法
iPhoneは、XS・XR以降のモデル(日本発売版)がeSIM対応です。「設定 → モバイル通信」に「eSIMを追加」の項目があれば使えます。AndroidはPixel 4以降やGalaxy・Xperiaの近年モデルなど、対応機種が広がっていますが機種により異なります。
なお、中国本土・香港・マカオで購入した端末の一部は、eSIM非対応の場合があるので注意してください。
eSIMの購入から設定までの流れ【5ステップ】
- プランを選んで購入する(迷ったら無制限プラン・日数は旅程に合わせて)
- eSIMを受け取る——NOLの場合はQRコードが翌営業日に届きます。旅程が決まったら早めに買っておくのが安心です
- 日本のWi-Fi環境でインストールしておく——プロファイルの読み込みは出発前に済ませておくのがおすすめです。インストールが不安定になりやすいので、安定した回線で行ってください
- 韓国に到着したら、eSIM回線をオンにして「データローミング」もオン——日本にいる間はeSIM回線をオフにしておきます
- モバイルデータ通信をeSIM側に切り替え——これでNAVERマップも翻訳もすぐ使えます
インストール中はページを閉じずに待つのがコツです(少し時間がかかることがあります)。利用日数のカウントは、韓国で実際に通信を始めた時点から始まります。なお、購入から設定までの期限が設けられている場合があるので、あまり早く買いすぎないよう購入画面の条件を確認してください。
楽天モバイルの場合、この手順は一切不要です。日本で使っているスマホをそのまま持っていくだけで、現地で自動的につながります。
現地でつながらない時のチェックリスト
- データローミングがオンになっているか(見落としがち!)
- eSIMを使う場合、eSIM回線自体がオンになっているか
- モバイルデータ通信がeSIM側に切り替わっているか
- 機内モードのオン→オフ、または再起動を試す
- 楽天モバイルの場合、渡航前に日本でRakuten Linkの認証を済ませたか
- それでも解決しないときは、空港のカウンターかサポート窓口へ
よくある質問
Q. eSIMに電話番号は付く?
A. NOL WorldのeSIMはデータ通信専用で、電話番号は付きません。ただし、LINEやカカオトークの通話はデータ通信でそのまま使えるので、旅行で困ることはほとんどありません。宿やお店への連絡も、予約サイトのメッセージ機能やカカオトークで足ります。
Q. いつ買えばいい?
A. 旅程が固まったら早めに買っておくのがおすすめです。NOLのeSIMはQRコードが翌営業日に届く仕組みなので、出発直前だと間に合わないことがあります。買ったら、出発前に日本のWi-Fi環境でインストールまで済ませておきましょう。
Q. 日本でインストールしても大丈夫?
A. 大丈夫です。プロファイルを入れただけでは利用日数のカウントは始まりません。カウントが始まるのは韓国で実際に通信を開始してからです。むしろ出発前にWi-Fi環境でインストールしておくことが推奨されています。
Q. 空港に着いてから買うのとどっちがいい?
A. 仁川空港にも金海空港にも通信カウンターはあります(金海は国際線ターミナル1階)。ただ、到着後に並ぶ時間を考えると、日本で設定まで済ませられるeSIMが手軽です。空港の設備は金海空港フロアガイドで紹介しています。
Q. 楽天モバイルなら本当に何も買わなくていい?
A. 地図・翻訳・メッセージが中心の使い方なら、追加で買う必要はありません。毎月2GBまでプラン料金の支払いだけで使えます。動画をよく見る方やテザリングでPCをつなぐ方は2GBを超える可能性が高いので、eSIMを併用するか、500円/1GBのデータチャージを使ってください。
Q. ソウル旅行でも同じ選び方でいい?
A. 同じで問題ありません。楽天モバイルの対応は韓国全土が対象ですし、eSIMも韓国の大手キャリアの回線を使うので、ソウルでも釜山でも地方都市でも考え方は変わりません。
あわせてチェック
なお、観光チケットをKlookで予約するなら、当ブログのクーポンコードが使えます。通信とは別枠ですが、旅費を下げる手としてあわせてどうぞ。
まとめ
韓国の通信で悩む時間は、正直もったいないです。eSIMならNOL Worldの無制限プランを1つ。楽天モバイルなら何も買わずにそのまま出発。これで終わりにしてかまいません。
NOLはQRコードが翌営業日に届くので、旅程が決まったタイミングで買っておくのがいちばんスムーズです。3日間の無制限が945円なら、迷っている時間のほうがもったいないです。
どちらの場合も、準備は日本にいるうちに完結します。韓国に着いた瞬間から地図も翻訳も使える状態にして、身軽に旅を楽しんでください★

